コレクション: 八戸酒類

青森県の酒蔵です。
代表銘柄は「八鶴」「如空」になります。
創業は天明6年(1786年)、現八鶴工場で酒造りをはじめました。
大正時代に「河内屋橋本合名会社」を名乗りました。
昭和19年に 八戸とその周辺の酒造会社が集まり八戸酒類株式会社を設立しました。
五戸工場として既存の酒蔵が活かされ、銘柄を「如空」としました。
したがって、八戸酒類には八鶴工場と五戸工場があります。
本社は八鶴工場の地になります。

八鶴は、江戸時代、八戸藩を収めていた南部氏の家紋と八戸の八を組み合わせた「八鶴」と命名されました。現在も使用される書は、明治の日本画の巨匠、横山大観によります。

如空は、五戸工場にはじまります。五戸町は奥州街道の宿駅として有名です。三つの蔵井戸があり、側に五戸川があります。源流は十和田湖の外輪山である戸来岳になります。丘陵地と山背(北東風)からの冷風により寒造りに適しています。自然環境と南部杜氏による造りが、銘柄「如空」の味を仕上げています。

統括杜氏の上井裕文氏は南部杜氏協会の杜氏資格を取得され、日本三大杜氏の一つである南部杜氏の技を今に伝え、八戸酒類では上井氏を中心として若手での酒造りに挑戦されているそうです。